観音さまの教え
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当山の御本尊である十一面千手観世音菩薩をはじめとする、観世音菩薩は通称「観音さん」と呼ばれ、日本で最も馴染みのある仏さまです。
観世音とは「心で自由自在に世の中の音を観る仏」といわれ、その観音さまの心とは、次の五観です。

  • 1、  真実を求め真理を愛する心、真観。
  • 2、  清く澄んだ、私利私欲に走らず、利他を重んずる心、清浄観。
  • 3、  あらゆるものを平等に観ずる心、広大智慧観。
  • 4、  他の苦しみを自らの苦しみとして共感できる心、悲観。
  • 5、  他の楽しみ、喜びを共に観じられる心、慈観。

「観」とはわたしたちの主観、心のことであり、「音」とはわたしたち以外の周りのことで、観音さまの心である五観をもって、「音」を観じることにより、様々な困難や苦しみを克服しようとする。言い換えると、観音さまのお心、お姿とは、わたしたちの理想とするべき心の有様を、体現していただいているのです。

観音さまは、そのお姿を三十三身に変え、一切衆生を救済されようとしています。
普段お参りしている観音さまのお姿だけが、観音さまだとは限らないのです。例えば、町内を走り回っている小さな子どもたちも、観音さまが正しい道を伝えようと姿を変えて出現されているのかもしれません。
すなわち、観音さまとは遥か遠くにあるのではなく、「音」であるわたしたちの日常の中におられるのです。
その観音さまに出会うには、普段の生活の中でなるべく沢山の有難さ、感謝を見つけようと、五観をもって勤めることです。
そのためにわたしたちの心、「観」が、少しでも観音さまの五観に近づける精進が必要なのです。

千日詣

本堂

みなさんも、毎日の暮らしのなかで、どんなことでもいいから、「ありがたい」と思うことを見つけてください。
それが、観音さまのお心に近づく道、幸せへと続く道なのです。

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