随求堂(ずいぐどう)

塔頭慈心院(たっちゅうじしんいん)の本堂で、享保3年(1718)の再建。衆生の願い、求めに随って、叶えてくれるという大功徳をもつ大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)を本尊(秘仏)としてお祀りしています。
また、堂内には大聖歓喜天(だいしょうかんきてん)や粟島明神(あわしまみょうじん)など縁結び、安産、子育ての神仏もお祀りしています。
千鳥破風に施された「龍の鏝絵(こてえ)」は傑作として知られています。 平成18年(2006)、解体修理によって美しくよみがえりました。

龍の鏝絵(こてえ)

闇に浮かび上がる梵字(ハラ)
「胎内めぐり」(たいないめぐり)を体験
随求堂(ずいぐどう)では、お堂の下を大随求菩薩の胎内に見立てた、胎内めぐりが体感できます。真っ暗の中を、壁に巡らされた数珠を頼りに進み、この菩薩を象徴する梵字(ハラ)が刻まれた随求石を廻して深く祈り、再び暗闇の中をたどってお堂の上に戻ってくるというもの。
心の生まれ変わり・ルネサンスを体感できる場所として、平成12年(2000)に開設以来、参詣者の人気を集めています。
  • 9:00~16:00(受付終了)
  • 拝観料 100円 小学生以上

見えますか? 爪で刻んだ観音像
随求堂の前庭にはいくつかの石造物があり、その中の景清爪形観音(かげきよつめがたかんのん)は晴天時には必見。石灯籠の火穴の奥に、平家の武将平景清が自分の爪で彫刻したと伝わる小さな観音像が祀ってあるといわれています。
石も黒っぽく、火穴も小さいため暗くて見えませんが、晴天時には、まれに一部が見えるという説も。お天気に恵まれたら、ぜひお試しを。