2026年の朝講座のスケジュールが決定しました

2025.11/13

当山中興の祖、大西良慶和上が昭和41年(1966)に開講して以来50年あまりにわたって続く「北法相宗仏教文化講座」。朝講座の通称で皆様に長く親しまれてまいりました。毎年講師が変わる第4日曜日の講座、当山僧侶による第2日曜日の法話の予定をご案内いたします。

※各講座の30分前には本堂にて観音経の読誦会もあります。
 
■第4日曜日「西洋人が見た日本の宗教と文化ーザビエルから江戸時代まで」
講師 国際日本文化研究センター教授 フレデリック・クレインス 先生
西洋人が日本と出会ったときに、日本の宗教や文化をどのように理解し、記録したのかをたどります。初回はイエズス会士フランシスコ・ザビエルの手紙から始め、全十回で江戸時代までを扱う予定です。清水寺という場で、仏教を中心とした日本の宗教がどのように海外に受け止められ、理解されていっったのかをみなさんとともに考え探求していきます。
 
【開催日時とテーマ】
2026年
・ 1月25日 午前8時:1549年の衝撃―ザビエル書簡が伝える日本仏教との出会い

・ 2月22日 午前8時:対話の深まり―ヴィレラと日本仏教

・ 3月22日 午前8時:さかさまの世界―フロイスが描いた西洋と日本の鏡像

・ 4月26日 午前7時30分:『インド史』の中の日本―マッフェイによる日本仏教の初の体系化

・ 5月24日 午前7時30分:対話か対決か―ヴァリヤーノと適応の戦略

・ 6月28日 午前7時30分:商人の眼―カロンが記録したありのままの日本仏教

・ 7月26日 午前7時30分:プロテスタントの視線―ヴァレニウスの学問的分析

・ 8月23日 午前7時30分:ヨーロッパに広がる日本―モンターヌスのベストセラー

・ 9月27日 午前7時30分:カトリック世界の日本像―クラッセとバザールの総合的理解

・ 10月25日 午前7時30分:博物学者の観察眼―ケンベルが解明した日本の諸宗教

・ 11月22日 午前8時:啓蒙時代の探究―ティチングの知的好奇心

・ 12月27日 午前8時:近代日本学の夜明け――シーボルトが遺した宗教論

 
場所 : 清水寺円通殿/聴講無料
 


■第2日曜日「唯識の法話」

森清範貫主と当山僧侶が「唯識」の教えをやさしく語ります。

 

【開催日時】
毎月第2日曜日
2・3・11・12月:午前8時から
4~10月:午前7時30分から
※1月は休講

 

場所 : 清水寺円通殿/聴講無料

詳しくは清水寺 寺務所(電話:075-551-1234)までお問い合わせください。

 

2025年の残りの講座は、以下の通りです。
・ 11月23日 午前8時:渡らば錦なかや絶えなむ—紅葉のうた
・ 12月28日 午前8時:三界はただ心一つなり—古典に学ぶ