Vol.1 霊水パワーは信心次第 清水寺の原点「音羽の瀧」

信者さんに聞く、お参りのアドバイスでご利益アップ


「音羽の瀧」にお祀りするご本尊の不動明王。霊水をいただく際にはぜひお参りを。


飲用するため、ひしゃくは紫外線滅菌できるように装置を取り付けています。


毎月28日はお不動さまの縁日で、朝6時からろうそくをお供えする燈明(とうみょう)と、朝7時から山内僧侶の読経を行っています。また、「音羽の瀧」横にある茶店「瀧の屋」では、お茶の接待もあります。是非ともご参拝いただき、お不動さまとのご縁を結んでいただけければ幸いです。

 「音羽の瀧」のお参りに、特に作法はありませんが、皆さまのご利益パワーがアップするように、信者さんからうかがったアドバイスも含めてご紹介しましょう。

まずは瀧の奥にお祀りしているご本尊の不動明王にお参りを。ご利益をいただくのですから、ご挨拶をしなくては、霊水もただのお水になってしまいます。静かにお手を合わせてご自身と向き合い、そして三条欲張らず、どれか一条を汲んでいただければ幸いです。汲む場所はどこでもかまいません。
また、神社では参拝前に手と口をすすぎますが、「音羽の瀧」の霊水は吐き出さず、飲むのが正解。再び不動明王を向かれ、願を念じながらいただくのがベストです。
そして、ひしゃくをお返しする際は、後の人のために洗い流すのがマナー。仏教的な意味合いも込めて3回、丁寧に洗い流し、気持ちよく次の方へとつなぐ想いも大切です。
行列ができるほど混雑することも多いので、ゆっくりとお参りしていただくには、早朝をおすすめします。

創建以前より、一度として枯れたことがなく、今日もなお、変わりなく湧き出る「音羽の瀧」。
霊水のもつ不思議な力は、決して科学では証明できないものですが、無数の信仰によって支えられてきた歴史は確かに存在します。
坂上田村麻呂公、嵯峨天皇、清少納言や紫式部、源頼朝に義経、弁慶、豊臣秀吉をはじめとする戦国諸大名や、最後の再建を発願、寄進いただいた徳川家光公、明治にかけては西郷隆盛、勤皇の志士達...。清水寺へ参詣された、たくさんの歴史上の人物も、この霊水を汲まれたことでしょう。
そして何より、数えることの出来ないほど多くの、庶民といわれる普通の人々が、ひたすらに幸せを願い、その力を信じてこられました。

皆さまもどうか、くもりのないお心で、お手を合わせてみてください。その清浄な信心こそが、清水寺の大切な宝であり、ご利益を高める一番の秘訣なのです。

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