鐘楼(しょうろう)

彩色鮮やかな象の木鼻

慶長12年(1607)の再建で、平成11年(1999)に彩色復元され、桃山様式の美しい彫刻が一層華やかに蘇りました。
牡丹彫刻の懸魚(けぎょ)や菊花彫刻の蟇股(かえるまた)、四隅の柱の先にある獏と象の木鼻などが見どころです。

念には念を入れた柱組み
鐘楼の柱は四隅に4本が一般的ですが、清水寺の鐘楼は、間に2本追加して、6本で組まれています。
これは2.03トンのとても重い梵鐘を吊るために頑丈に造ったため。
また、6本の柱はすべて少し内側に傾ける「四方転び」という技法を用いて、しっかりと屋根と梵鐘を支えているのです。

梵鐘(ぼんしょう)は現在五代目
色彩鮮やかな鐘楼と相性よく収まっているのが、平成の新梵鐘です。五代目として平成20年(2008)4月20日に、清水寺門前会の寄進によって奉納されました。
四代目の梵鐘(重要文化財)は、応仁の乱後、当山を復興した願阿上人(がんあしょうにん)の大勧進活動によって文明10年(1478)に奉納されて以来、なんと530年の間、京都・東山にその音色を響かせてきました。金属疲労が進んだため、堂よりおろされ、今は静かに宝蔵殿に納められています。